「ZEN角ゴシック」がオープンフォントライセンスになり、Google Fontsからもダウンロード出来るようになりましたね。
Google Fonts/Zen Kaku Gothic New
そこで、当方の「なのゴシック」の仮名と組み合わせて使用できるか試してみました。
上から、なのゴシックDisplay W8+ZEN角ゴシックB/なのゴシックDisplay W5+ZEN角ゴシックM/なのゴシックText W1+ZEN角ゴシックR、の混植例。
この3ウエイトはちょうど良く使えそうです。
「なのゴシック」を作るにあたって、この「ZEN角ゴシック」は、当然ながら意識せざるを得なかった書体でもあります。それは個人製作であることに加えて、オールドスタイルでスタンダードなゴシック体という、目指したポジションがやや近いということ。
そうなると、間違っても似たものを作るわけにはいきません。「ZEN角ゴシック」とは違うものが作れると見極めがついたから「なのゴシック」の製作を始めることができた、という面もあります。
とはいえ、「なのゴシック」の漢字を作るつもりはないので、漢字部分を借りるのは普通にアリでしょう。「ZEN角ゴシック」には、かな詰めデータも入っていないようですし。
そんなわけで、モリサワ等の有料フォントを持ってない人も「なのゴシック」購入検討してくださいね!
(さてところで、かつての有料フォントがオープンフォントライセンス化する流れを見ると、自分の作ったフォントをこの先どうするかという問題についてもあらためて考えてしまいます。まだまだ販売は続けたいが、自分がよぼよぼになる前には(20~30年後か?)フリー化したいところ。その前にうっかり不慮の事故なんかで死んじゃうと困るという……。そのときは遺族に託すほかないんだけど、告知や手続きがちゃんとできるかどうか、心もとないわけで……)